2006年10月16日 (月)

古のカセットデッキ暁に死す

/* W-Posted on mixi & iwappa! LAND

 アナログとはいえ折角ある音源を死蔵させておくのも勿体ないしかといってお気に入りのアルバムを仮にレンタルCDで済ますとしても相当な出費になるのは目に見えている。 中には滅多なことでは手に入らない音源も多々。
 そんなこともあって、手持ちのアナログレコードとカセットテープ(数百はくだらない)を地道にデジタルキャプチャしてお気軽にiPod + iTunesで聴けるようにしよう、とついさっき思い立った。

 とりあえず、にきび面の高校生の時に「あの娘にアタック(Tell Her About It)」しようと勇気を奮い立たせるべく愛聴していたBilly Joelの"AN INNOCENT MAN"をA面B面ざーっとデジタライズ。 たまたま日本版なので和訳歌詞カードが付いていて、それこそ二十数年ぶりに読みながら聴いたがいい歌詞だなあ。 今の僕にも通用しそうだ。 録音が終わったのでモニターをしてみたら、正直そんなに期待はしてなかったのだがソースの音質と全然遜色がない。 もっとデジタル臭くなるのかなと思っていたのだけれど。
 まあ、スルーで録音してしまうのは若かりし頃レンタルレコード店でLPを借りてきてカセット落としをするのと手間は変わらないのだが、一曲ずつを一ファイルに切り分けてID3(曲情報)を含んだメタタグを付けていくような作業はかなり手間だ。 おいおいやっていくことにしよう。

R0010855  それはそれとしてカセットからのデジタライズも試そうかと、18年前初めて就職した時入れ替わるように退社した先輩からタダでもらった、AIWA(aiwaではない)のWX55(現役である)に原田知世の「ガーデンズ(名盤なので本当はやっぱりCDが欲しい)」を挿入しPLAYボタンを押したがうんともすんとも言わない。 早送りや巻き戻しはできるのだが。 それどころか、EJECTボタンを押してもカセット蓋が開かない。 うわ…。 とうとうお亡くなりになったか…。 ついこないだまで右(写真参照)のデッキだけは完動していたのに。 とりあえず隙間にピンセットを突っ込んで無理矢理こじ開けたが、空の状態で蓋を閉めてもやはり同じ症状なのでもうどうしようもないということだろう。 まあ今時カセット現役で使ってないよなあ、普通。 でも壊れるんならせっかく思い立ったんだしデジタライズが終わってからにして欲しかった。 相変わらず財布はカツカツなので、デジタライズするためだけにカセットデッキはよう買わん。 どうしようか。 ま、とりあえずレコードから始めればいいのだけれど。

 どなたかご親切な方、それなりにまともに音が出るDOLBY-B NR付きのカセットデッキを貸して頂けないだろうか。

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2006年10月 4日 (水)

+iPod = Softbank

+iPod = Softbank

 vodafoneを買収して鳴り物入りで携帯電話キャリアに参入したSoftbankのキラーコンテンツがiPodなケータイなのかと思ったら、違うのね。
 一瞬期待したのに。

#久しぶりに外に出ると発見というのはあるものだ。

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2006年9月14日 (木)

iTunes 7

 iTunesを立ち上げたらアップデートを促されたのでver.7をダウンロード。 インストールをするとなんだかえらい時間がかかる。 なんだろなー、と思っていたが終了したので起動したらUIがかなり変更されていた。

 まず、ソースウインドウのメニューがかなり変更され(ウインドウ名はなくなった)、「ライブラリ」で音楽とビデオが等位の扱いになったためコンテンツの管理を一元的に出来るようになった。

 次にコンテンツ表示が「アートワークまたはカバーブラウザでグループ化し、リストの項目を表示します。」というポップアップの付いた3種類のボタン中から選べるようになり(OSXなMacのFinderのようである)左から、

  1. 従来型
  2. アルバムごと①(ペイン左にアートワーク、右にアルバム注の曲が表示される)
  3. アルバムごと②(上ペインにそのプレイリストに含まれるアルバムのアートワークが3D表示され、レコード屋の盤棚のようにマウスドラッグによってジャケットをめくっていって~アニメートするので非常に心地いい。 もっともリソース食いな気はするが~目的のアルバムを探す事が出来る。 この機能はCover Flowと言うらしい。)

Itunes_72_s_1 という選び方が選択できより直感的なUIとなった。
 もちろんアルバムにアートワークを添付していなければ画像は出ないので寂しい。 現状、主要なタイトルにはアートワークを付けているがなんせ5,632曲・813アルバムもあるので全てを網羅するのは大変だ。 これは根気よくコツコツやっていくしかないだろう。


(2006/9/24加筆)
 本文を書いた時には気づかなかったのだけれど、アートワークはITS(iTUNES STORE)から無償でダウンロードできる。 但し特に邦楽系レーベルについてはITSに参加していないところも多く、これらはもちろんダウンロード不可。 また、アートワークと実際のジャケットが異なる事も多々。
 ダウンロードの方法は、iTunes Storeへのサインイン>>メニューバーの[詳細]>>[アルバムのアートワークを入手する]でサウンドライブラリ中の全楽曲を対象にしてサーバ上のアートワーク在庫有無を検索し、有るものは自動的にダウンロードされる(個々の楽曲についても右クリックでコンテキストメニューを出し最下部の「アルバムのアートワークを入手する(A)」を選択する事によってダウンロード可能)。

 ただ、本来アートワークは楽曲ファイル(MP3あるいはAAC)にメタデータとして付加されるものであり、その時点でファイルのタイムスタンプが変わるためiPodを接続した際はiTunesとのタイムスタンプ差分によって自動的にアップデートされるはずなのだけれど僕の環境ではなぜかiPod側にアートワークを含んだファイルが同期されなかったため、(時間がかかるから厭だったが)[復元]でiPodを初期化からやり直した。 これなら当然全て同期される。

 ところで今iPodに入っているコンテンツは、オーディオ:24.12GB、ビデオ:6.50GB、写真:17.75GB。 「マイピクチャ」に入っているほとんど全ての画像を同期しているのでしょうがないかなと言う気はするが元々の画像データ総計が27.5GBであることを考えるともうちょっと圧縮率高くしてくれてもいいのになと思う。 それと、オーディオやビデオは他のPCやMacと繋いでも自動同期をオフにすればマシンから見られるのだが写真はダメだ(Winの場合)。 MacならiPhotoで見られるのかも知れないがこれは不便。 さらにTV出力がスライドショーのみで、iPod側で選択した任意の画像を出せないのも何とかならないだろうか。


 昨夜インストールしたばかりなので他にどんな機能があるのかまだ全然把握していないが特筆すべき事がある。
 それは、「ギャップレス再生が可能になった」ことだ。 今までは一枚のアルバムを昇順で聴いていてもファイルとファイルの間に瞬間的な無音部分があったためライブアルバムを聴いていると非常に興が冷めたもので、他のプレーヤーではこのギャップを無くすことは随分前に実現していたのだがなぜかiPod + iTunesでは今まで実現していなかった。
 最初にiTunes 7を導入すると、現在入っているコンテンツのギャップの分析が始まる。 これが結構時間がかかり、上記のコンテンツ数だと30分はかかっただろうか。
 しかし、一旦これが完了しライブを聴いてみると、「ああ、ギャップレスってこんなに気持ちいいのか!」と当たり前の事に今更ながら感動した。 ということでこの記事は山下達郎唯一のホールライブアルバムである「JOY」を聴きながら書いているのだが、もちろん「メリー・ゴー・ラウンド」と「LET'S DANCE BABY」がなんの切れ目もなく再生されてくれ、アンコールの「ゲット・バック・イン・ラブ」から「RIDE ON TIME」まで怒濤のパフォーマンスが楽しめる。 これは嬉しい。

 もう一つ、これもやはり分析に時間がかかるのだが「編集」>>「設定」>>「再生」>>「サウンドチェック」で曲の再生音量を自動的に同じレベルに調整出来るようになった事も付け加えておく。

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2006年8月23日 (水)

iPod、故障の顛末

 ipod故障の件を書きかけのまんまになっていたけどどういう事なのかをざっと書く。

 まず最初に、唐突にpc(win機)のitunesにipodが突然まともに認識されなくなった。 初めは「ipodは認識されましたがipodソフトウエアが見つかりません」、その後は全く認識すらされない。 なおかつ、explolerで「マイコンピュータ」を見るとipodに当たるドライブは表示されているのだがこのアイコンを叩くと散々待たされた挙げ句「このドライブはフォーマットされていません。フォーマットしますか?」とか「ドライブにディスクを挿入して下さい」とか言われ結局中身は見れなくなった。 とるものもとりあえず、最新のipod updater(2006-06-28)で「アップデート」をしてみようとするが、ここでもipodの認識がうまくいかない。 散々待たされた結果updaterがハングアップしたりする。

 そんなことを1時間以上やっていたが埒があかないのでappleのサポートに電話。 最初は一次対応の人がマニュアライズされたトラブルシュートをしてくれたが全く状況が改善されないので上級スキルの人にバトンタッチ。 子細は省く(というよりあまりにいろんな事をしたのでよく覚えていない)が、最終的にはwindowsの「コントロールパネル」>「コンピュータの管理」>「ディスクの管理」から本来fat32なwin用のipodをntfsでフォーマットし直しまずドライブとしてwinに認識させた後ipod updaterをかけるという荒技を使ったらようやく「復元」は出来てめでたしめでたし。 …となればよかったのだけれど、(1)itunesがipodを認識→(2)曲の転送とした後に(3)マウントが強制的に解除される→(1)に戻る、という無限ループを描くこととなってしまった。
 結局、電話サポートではこれ以上どうしようもないということが約2時間を消費して分かっただけで、帰りしなに渋谷のapple storeに寄れるよう予約を取って貰いオンフック。 予約が20時だったが早めに着いたので暇つぶしに置いてあるマシンからblogを書いていたのが前記事である(ついでに言うと書いている最中に名前を呼ばれてしまい「はいはい! います! ちょっと待って!」と叫んだがあっけなく順番を飛ばされてしまった。 まあ自分が悪いのだが)。

 storeのmacでは、updaterでの復元やitunesでの認識はあっけなく行えた。 あれ? もしかして使っていたケーブルなのかな? …しかし、実際に曲の転送をしてみると見た目には出来るのだがipodには全く転送されていない。 何度やっても同じだ。 事ここにいたってはっきり「故障」だと認定され、封切りの新しいipodが僕に手渡されることになった。 ちなみに疑ったケーブルは何の問題もなかったことを確認。 storeの担当者曰く「復元までちゃんと出来て曲の転送が出来ないなんて、初めて見ました。」とのこと。 それはそれとして実のところ5gになってからこの個体が3つ目だったりする。 新しくなるのはいいのだが、その度にpcにある全データを転送するのは結構鬱陶しい。

 家に帰ってきて、疲れていたので作業は翌日にしようかとも思ったのだが60gb中50gb以上のデータ転送するのをぼーっと待っているのも芸がないので再び買ってきたipod表面保護フィルム(POWER SUPPORT / CRYSTAL FILM COVER SET …見た目的にも、スクロールホイールのセンターボタンがもこっと盛り上がっている3Dホイールフィルムの使い勝手も秀逸である)を眠い目をこすりながら貼り付けた後pcに繋いでitunesから曲が転送されだしたのを確認した後床に就いた。
 翌朝チェックをしたところいくつかデータが見つからない旨メッセージが出ていたがこれはpc側に起因している話だろうから無視、とりあえずまともに使えることを確認してやれやれと思った次第である。

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2006年8月18日 (金)

渋谷にて

 完全に、もう全く予定外のことなのだが今渋谷のApple Storeに居る。 突然新しい5GなiPodがおかしくなったのだ。 店に居る間、電話サポートを受けていたのだが結局収拾がつかない状態だということが確認できただけで(まら (じゃないって「まぁ」だ。 Macで「ぁ」ってどうやって出すのか未だに分からん)そんなことじゃないかと思っていたのだけれど)、結局ここの予約を入れてもらい帰りに寄って順番を待っているところだ。
 あー、もう、なんでこうハードディスク系グッズはことごとくトラブルに見舞われるのだろうか。 そーいえば「お祓い、お祓い」とか騒いでいた割には結局行っていない。

 ※本件の顛末は次記事で。

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2006年1月18日 (水)

[NEW]あ、iPODが…

 「今日は、早めに来てくれ。」 とのことだったので、自転車通勤は控える。 クルマほどではないにせよ、道路を使うとどうしても時間に誤差が出るからだ。

 それでも最寄り駅の町田まではフォールディングバイクTIDYで行ったのだが、駐輪場について気が付いた。

「あ、鍵がない!」

 TIDYはちっこくて10Kg程度なのでその気になれば誰でも持って行くことが出来る。 なので、ワイヤーロックで駐輪場のガイドに縛り付けることにしているのだが、ここのところ骨董屋への自転車通勤が多かったのでロックをTIDYにくくりつけておくのを忘れたのだ。 施錠もせずに10時間近くも放りっぱなしにするわけにはいかないので、すぐに家に引き返し、もう一度坂を登る気になれなかったのでクルマで駅まで送ってもらうことにした。

 本日、書くべき事はほとんどこれだけである。 仕事場に行ってもロクにタスクは無かったのでただの店番。 若干のWeb手直しはしたがそれも片手間。 しかも客は来ない。 暇ひま星人だ。

 そんなこんなで一日過ごし、閉店の19時に上がり、帰宅。 以上である。

 …と終わらそうと思ったのだが、ふと思い出した。 ちょっと深刻な事態が持ち上がったのだ。

 というのは、先に書いた通り暇だったので(暇じゃなくてもそうするが)、音楽を聴きながら仕事をしようと思って、いつものようにMac miniにiPODを接続したのはいいのだけれど、何度トライしてもマウントされない。 iPODに耳を近づけて見ると、なんかコクンコクンとへんなシーク音がする。 Macがおかしいのか、iPODがおかしいのか…? 他のパソコンで検証しようにも、iPODがつながるマシンはこのMac miniしかないのでどうしようもない。 さらに言うなら家に帰っても、今自分の使っているPCが諸々おかしく、最新のQuickTimeがインストール出来ないためにiTUNESが立ち上がらないからこれも検証できない。

 とりあえず、仕事場での音楽は諦めて家に帰ってから、iTUNESが立ち上がらないことは承知でiPODをPCにつないだのだが、なんとドライブとして認識されない。 それどころかExplolerを始めとする全てのUIがアンタッチャブルな状態になってしまう。 強制的にiPODの結線を解除すると元に戻るのだが、これはおかしい。

 強力ディスクサルベージツール、Ontrack EasyRecoveryでドライブを検証してみると、簡易ツールで無茶苦茶クラスタエラーが出る。 ありゃあ、HDDとしてのiPODが逝ってしまったか…!

 スタンドアロンでiPODを動かしている分にはとりあえず再生されるのだが、やたら音飛びがしたり、曲飛び(曲名は出るのだが、再生せずに次のプログラムに飛び、それも駄目でまたどんどん飛んでいってしまう)する。 これは誠に困った状態だ。

 とりあえず、iPODに転送している音楽はiTUNSEに保存されているので完全初期化してしまってもいいかと(本当はよくない。 というのは外部HDDとしても使っているので曲以外のファイルも多数存在するからである)PCから初期化を試みるも全くiPODを認識してくれない。 ううん、これは困った。

 クラスタエラーが出ているからにはHDDがおかしいのだろうけど、これをApple Store等に持ち込んで修理すると有無を言わさずHDD交換になり買値の半分近くは取られそうな気がする。 そこまでするなら、映像対応の5G iPODの新品を買ってしまった方がよさそうだ。 …だが、経済的にそんな余裕はない。 ううん、これは困った。

 まあ、とりあえずiTUNESが死んでいてiPODが半死半生なら完全死するまで4Gをつかってやるか。

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2005年11月 1日 (火)

PV納品(に関する反省)

SAYA_03  10月28日(金)、PVの完パケ(最終版)提出。
 長い一ヶ月だった。 トラブルの連続だった。

 自分でもあの最悪の状況下、よく提出できたと思う。 作品自体は何回見返しても凡庸そのものでしかなく、正直無念な結果となったことは否めない。 あんなことがなければもっともっと詰められたし、凝ることもできたはずだ。 そういう、悔いは山ほど残るのだけれども、未提出に終わるのではなくどんな酷評を受けようが納品までこぎ着けたと言うことを自分では評価したい。

 今回は、いろんな意味で勉強になった。 それは自分を反面教師にするという意味でだが、いかにテーマ性をはっきりと作っておくことが大切なのかを思い知らされた。 結局、それが出来ていなかったからロケハンにもあんなに手こずり、無用なテイクを撮影しなければいけないことになって限られた撮影時間を有効に使えなかったり、また撮り終えた素材も使えないものが多々でてしまったり、さらに編集するに当たり「欲しいカットは無いのに捨てカットばっかりある」ようなことになってしまった。

 自分の中に一本、この作品に込めるテーマはこれ、という芯を持っていればそれを軸にしていろんな事が展開して行くし、逆に軸がなかったりブレていたりするとその展開は混乱し散漫な結果しか残らないということである。

 今回、撮影テイクが多かっただけに前日徹夜をしてまで詳細な進行表を作って臨んだのであるが、現実にはその進行に縛られすぎてテイクに妥協をしてしまった感はある。 クランクアップしてしまえばもうリテイクは利かないのだから、多少時間が押すことになっても妥協すべきではなかった。 殊にメイクについては、自分の知識不足も手伝っているのだが途中でのチェックや、他に3人いるディレクターたちと、どういう感じこそが描いているイメージで、今目の前に現出した仕上がりはそれに対してどういう風にずれているのか・どう修正すべきなのかをもっときっちり協議するべきだった。

 提出後、打上を兼ねて4人で飲んだのだが、専ら話題になったことは今述べたメイクの件に象徴される『コミュニケーション不足』であった。 4人の間でももちろんそうなのだが、先様プロデューサーやアーティストが持っているこの楽曲へのビジュアルイメージの汲み取りが、結果的には全然出来ていなかったのは何故かと言うことを考えた時、事前打ち合わせの時にあれも聞いていれば、これも確認していれば、という後の祭り的な反省…というか後悔ばかりが酒の肴になった。 多少鬱陶しがられても、そういう焦点の摺り合わせはやはりきっちりとやっておくべきである。 後悔先に立たずだ。

 それからこれは個人的な反省なのだが、映像制作のテクニックということだけで作品は作れない。 テクニックについてもまだまだ勉強不足な事は否定しないが、それだけではなく、音楽そのもの、またコスチュームやメイクに関する基本知識といったものが全然身に付いていないので、自分が頭の中に描く楽曲に対するビジュアルイメージ(主に被写体の)を現実の物として作り出す時に、例えばメイクさんに「こんな感じ」と伝えることが出来ないのである。 イメージを具体的なメイク用語で言葉にすることもできないし、前にも書いたが「芸能人で言うと?」とまで言われてもその芸能人を全然知らないから絶句してしまう。 僕は、基本的に放送されているテレビ(特に民放地上波)のコンテンツをCM以外ほとんど観ない。 それは単につまらないからなのだが、今後こういう世界で生きていくなら、一般常識として厭でも観なければいけないのだなあと思った(嫌いなものは嫌いなのだけれど)。 また、ファッション雑誌等も同様に教材として見る必要がある。 結局、いくら自分の中に独特なビジュアルイメージが湧いたとしてもそれを具現化していくのに共同作業をしていかなければならないということを考えた時、コ・ワーカーとの間に共通言語を持たなければ現実世界にそれを産み落とすこと出来ない。 また、いくら自分がいいと思っても商業映像を制作する以上、世間に受け入れられるものを作りだしていかなければ意味がない。 あまりに浮世離れしていてはだめなのだ。 今回、それらを痛烈に反省させられた。

 今回の作業では、連日実況放送的にお伝えした通りポスプロ(撮影後の制作)に入ってからコンピュータトラブルの嵐に見舞われ、大変な目に遭った。 一言で言うなら修羅場だ。 ポスプロに要したエネルギーを主観的に言うと、トラブルシュートに割いた分が実に8割近くにのぼった気がする。 裏を返して言えば、持てるエネルギーの2割しか作品につぎ込めなかったということだ。 これはまさに忸怩たるものがあるのだが、それはあくまでも『こちらの事情』であり、クライアントは成果物でしか評価をしてくれない。 納期までに十分な評価に足る作品を納められなければ、そこにどんな事情があろうがもう次は無いのだ。 それを考えると、トラブルシュートに8割のエネルギーや時間を割かなければならなかったというのは、まさに愚かしい。 本線がだめなら副線で作業を進行できるような環境~すなわちバックアップシステムの存在~を構築しておかなければ、個人として仕事をするならばあまりにもリスキーだと骨身に染みて思い知った。 ただ今後の糧とするなら、あの修羅場を経験したことは決して無駄にはなるまい。 そして、どうしようもない状況から、出来不出来はともかくとして一応の完成形まで持って行くけたという諦めない心を持てた事は、少し大げさではあるが人生を生きる自信のようなものにつながった。 「我に艱難辛苦を与えよ!」という心境にまではさすがにならないが(スムーズに事が運んで楽しく仕事が出来るなら、それに越したことはないのだ)。

 概況の大きな所を反省すると、大体こう言うところになるだろうか。

 最後に、今回の撮影・制作にご協力頂いた、またトラブルシュートにご助力頂いた全ての方々に心からの御礼を申し上げて結びとしたい。

bitterandsweet1  ※なお、今まで伏せていたが納品してしまったので言うと、今回の音楽VPは DISPORT というバンドの4年ぶりの3rdアルバム Bitter & Sweet (ビター・アンド・スウィート) [M&Iカンパニー : MYCJ-30350], 2005/11/15発売予定、から 24 hours と言う曲用のものである。 機会があったら是非聴いて頂きたい。 また、僕が作った作品を観てみたいという方がいらっしゃったらまさに『拙作』ではあるがいつでもお見せするのでどうぞご遠慮なく。 iPODにファイルは入れっぱなしになっているから、コンピュータ環境があればどこででも再生可能だ。 …とここまで書いて思ったが、やはり5G iPOD (for Movie) は営業をかけるのにも必要だなあ…。 でもここのレビュー(すごくよくまとまっている)を見ると、5.5Gくらいまで待ちかな? という気はする。

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2005年10月27日 (木)

『『iPod』を「自粛」できないマイクロソフト社員たち』

『iPod』を「自粛」できないマイクロソフト社員たち (HOTWIRED JAPAN : 2005年2月2日 2:00am PT)

 たまたま拾った記事でちょっと古いのだが、とても面白かった。

「三菱系の企業では三菱自動車の車で無ければ社員駐車場に止められない」

とか、

「日産系の工場の納品には日産ディーゼルのトラックを使わなければならない」

みたいな(真偽のほどはともかく)ことは、いかにもニッポン会社社会を象徴するエピソードだと思っていたけれど、アメリカの、しかもPC事業の最先端を行くMicrosoftでも同じようなことがあるのね。

ある上級マネージャーは、匿名を条件に、「携帯型の音楽プレーヤーを所有するマイクロソフト社の従業員のうち、約80%がiPodを持っている。とんでもないことだ」と語った。

とのことである。 詳細は記事をお読み頂くとして、経営側の懸念は確かに分かる。 というのは、米リオ・オーディオ社、ソニーなどのメーカーの多くが音楽プレーヤーにMicrosoft社のソフトウエアを使用しているにもかかわらず、

だがアップル社によると、iPodは携帯型プレーヤー市場の65%を占め、『iTunes(アイチューンズ)ミュージックストア』はオンライン音楽販売の70%を占めるという。

という状況は確かに同社にとって深刻な問題であろうし、ましてやその社員ですら自社製品搭載機ではなくiPODを選択するという現実であれば、

 これに対して、ウィンドウズ・デジタルメディア部門責任者のデイブ・フェスター氏は、回覧メールの閲覧者たちに短い返答を送信した。「私は、iPodを買っているのがマイクロソフト社の従業員ではないと断固思いたい。われわれには素晴らしい製品がある。Experience Moreをチェックするように」

 15分後、フェスター氏は訂正のメールを送った。「私はいったいなにを考えていたのだ。マイクロソフト社の従業員は、iPodもマックも『プレイステーション』も買っていないことを、私は確信しているのだ

とうろたえる気持ちも分かる。

 僕も4GなiPODユーザであるが、iTUNESと併せて使い込むほどにこの製品がいかにすぐれたものであるかということを購入してから1年以上経っても日々実感する。 実際後続のHDD(でなくてもいいが)デジタル音楽プレーヤ、特にiPODと競合する製品を見るにつけ、「こんなもん使えるか!」と思う。

前述のマネージャーは、iPodについての覚え書きが繰り返し出され、ときには論争にまで発展しているにもかかわらず、iPodを使用していることを隠すかどうかという問いに、堂々と見せびらかしていると答えた。

 「そうすることが経営陣の気に障るかどうかなど、実際どうでもいい。やり方がまずい理由を説いてやるさ。iPodを使わせたくないなら、まともに動く使いやすい製品を出せばいいのだ」と、このマネージャーは述べた。

 物事の本質を考えると、その通りだと思う。 あの超強力なキラーコンテンツ(コンテンツ…ではないか?)に対してロールバックできる商品をリリースできない同社が悪いのだ。 いくらIT世界の巨人といえども、社員に規制をかけるようなことなどでは事態の根本的解決は出来ないのである。

 僕はマカーと呼ばれるような類の人種ではないが、ことデジタル音楽プレーヤ(それはiPODにしても、これと完全にシームレスでリンクするiTUNESにしても)に関しては、Apple社のソリューションは完全に他を圧倒しているし、現在の所ベスト・オブ・ベストな選択だと思う。

 なにせiTUNES STOREのおかげで40年弱生きてきて初めて演歌の楽曲(坂本冬美・『夜桜お七』)を購入してしまったくらいである。

 先般とうとうVIDEOに対応した5Gが発売されたわけだが、音楽・画像・映像を一元的にシームレスに扱え、なおかつネットワークによるコンテンツのダウンロード購入まで一つのソフトウエアで出来てしまうのだからこれほど魅力的な商品はないと思う。

 よく、ある登録商品が同種の製品群の代名詞となることはままある~たとえば電子ピアノが一時期みなエレクトーンと呼ばれていたように~。 こと音楽プレーヤに関して言えば、どこの製品だろうと皆「ウオークマン」とこの20年来は言っていたと思うが、デジタル時代に入ってそのSONYは完全に市場の支配に立ち後れ、そのうち
「ちょっとそのiPOD聴かせて!」
とネットワークウオークマンを指して言われてしまいそうな勢いだ。

 栄枯盛衰とはよく言ったものである。

 あのMicrosoftがそんなことを言いだしたということは、企業としてレガシーになりつつあるのかも知れない。 現在の所、パソコンと言えば世界のコンシューマユースの8~9割はWindowsを使っていると思うのだが、10年先にMicrosoftが他社に吸収合併されていないとは誰にも言い切れないのだ。

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2005年10月15日 (土)

iPOD for VIDEO

 徹夜明けでヘロヘロになって帰ってきてメールチェックをしたら、Appleから次のメールが届いていた。

「新しいiPod。音楽、写真、今度はビデオも。」

 おお! とうとう来たか! 待ってたぜ!

 iPOD Photoが出た時には
「こんなんいらんわ。 4G買ってまだ一年も経ってないし、どーせすぐiPOD VIDEOが出るに違いない」
と思っていたので興味もなかったのだが、待てど暮らせどなかなかVideoが出ない。 一説にはスティーブ・ジョブズはiPODにビデオソリューションはいらないとか言ってるなどという噂も聞いたが、やはり映像に対するニーズが高いと言うことなのだろう。 まあAppleのことだから、ただ出したいから出したということもあり得るのだが。

 ちなみに、この製品の紹介はこちら
 http://www.apple.com/jp/ipod/ipod.html

 ここをざっと見てみたのだが、新しいビデオ機能に関する記述が少なすぎる。 QuickTime roを使ってビデオをエンコードするとのことなので、おそらくMPEG4なQickTimeムービーなのだろうが(…と書いて仕様書を見たらH264とMPEG4の両対応だった)、エンコード方法を書いていないので、どの程度の楽さ加減なのか、エンコードしたファイルの管理とiPODとの連携はどうなのか(例えば、iTUNESでの音楽のように、CDを入れれば勝手にリッピング&エンコードしてさらにライブラリに登録され、シームレスにiPODとシンク出来てしまうというようなお手軽さがあるのか)というような事に一切触れていない。

 常識的に考えればQuickTime Proは単なるエンコーダーなので、(持っていないので子細はしらないけれど)素材ビデオをいちいちエンコードして、それを手動でiPODに入れるということなのだろう。 それはPhoto機能の方でPhotoshop ElementsやPhotoshop Albumを使えば簡単に画像アルバムの連携が出来るとあれだけ喧伝しているのに対しビデオの方はほとんど何も書かれていないことからも想像できる。

 まあそれならそれで、多少手間なだけなのだが、実際の所一番の問題は、素材ビデオ(一般的にはMPEG2ファイルが一番多いだろう)をQuickTimeにエンコードするのにどのくらい時間がかかるのかというところだ。 もちろんこれは使用しているコンピュータの性能に依存するから一概には言えないのであるが、あまりに時間がかかるようなら、昨夜留守録しておいたTV番組を、家で見る暇がないから電車の中で見よう、などという使い方には全く適さない。 これが例えば2時間の番組を5分や10分でエンコードできる、というならさほど大きな問題ではないだろうが1時間もかかるようならかなりかったるい。

 一番いいのは、TVキャプチャボードなりハイブリッドビデオレコーダなりがiPODに最適化したQuickTime形式のエンコードをMPEG2リアルタイムエンコーディングと同時に行ってくれることなのだが、おそらくもちろん現段階ではそのようなソリューションは存在しないだろう。  ただ、MPEG4対応なら、PanasonicのDIGAのような一部のハイブリッドレコーダではしているか。 キャプチャボードではどうなのだろう? ちょっと調べてみたら、今使っているCanopus MTV2000用の拡張ソフトウエアであるX-TranscoderのCODEC設定ではMicrosoft MPEG-4 Video Codec V1とMicrosoft MPEG-4 Video Codec V2には対応しているがH264には対応していない。 もっともQuickTimeProをインストールすればCODECも一緒に導入される可能性もある。 そうであれば、タイマー録画してそのままバックグラウンドでiPOD用のファイルにトランスコードすることも可能となる。

 なんにせよ、iPODがビデオ対応してくれたことは素直に歓迎したい。

 しかし、である。 今回のモデルチェンジで大いに不満なことがある。 それは、筐体がスリム化されたことだ。 可搬性を考えれば薄いに越したことはないのだが、その筐体で内蔵するハードディスクは30GBと60GB。 今僕が持っている4GなiPODが40GBだから、大きい方は+20GBで、薄型化して容量増にはなっている。 しかしながら、いくら高圧縮されたフォーマットとはいえビデオを扱うのなら、より大きなハードディスクを搭載するべきではなかったのか。 4G/40GBと同じサイズの筐体で100GBの容量を持っていれば、かなりの余裕が出たはずだ。 実際今4Gを使っていて「厚くて困る」というようなことは全然感じない。 もちろんこれは主観的要素であることは理解しているが、「より大きな容量」と「よりスリムな筐体」を秤にかければ前者の方が、少なくとも僕にはプライオリティが高い。

 もうひとつ、これは不満ではないのだが、デジタルI/OがとうとうFireWire (IEEE1394)が廃されてUSB2.0のみとなったことは「Appleと言えばFireWire」と言う印象が強かっただけに驚きだ。 先発する iPod shuffleやiPod nanoは既にそういう仕様になっていたが、これはモアスモールなモデルのみの対応かと思っていた。 Windowsへの対応を考えれば一般的にはバスパワー供給が出来ない4pinのIEEE1394しか搭載されないPCがほとんどである事を勘案すればUSB2.0への対応…というか4GまでのようにFireWire/USB2.0両対応は必須だったのだろうが今やMacにもUSB2.0が標準搭載される時代である。 無駄にハードウエアリソースを並立させることはコスト的にもサイズ的にも不利だと言うことであろう。

 とりあえず、今のところ懐具合を考えてもビデオ対応第一世代というリスクを考えても「ちょっと待ちかな」という感じなのだが、いずれにせよそのうちビデオ対応モデル(個人的にはiPOD MOVIEと言って欲しかったが)に乗り換えることになるだろう。 その時困らないように大事なコンテンツはH264にエンコードしておくか。

 あ、その前にQuickTimeProを買わなきゃいけないのか。 まあ3千円くらいだし、ビデオ制作の上であった方がいいものではあるので買っとくか。

 メディアのニュースに関しては、とりあえずこちら。
 http://ascii24.com/news/i/hard/article/2005/10/13/658515-000.html

 iTunes もビデオに対応してVer.6がリリースされるのね。 さらにiTunes Music Storeで動画配信かあ。 ここまでやるならまじめな話、いいかもね。 ただStoreは日本では日本レコード協会や書くレコード会社が抵抗勢力になってサービス開始が大幅に遅れたしなあ。 二の舞を踏まなきゃいいけど。 

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