お見舞い
マイミクでもある、古い友人であり心からの恩人なToshi Ishiiさんのお見舞いに行ってきた。
10ヶ月前は、生死を彷徨っていた。
と言うよりも、後で診断書を見せられて驚いたのだが、十中八九は命がないところだった。
その彼が、倒れた岐阜からようやく東京圏に戻ってきたのはしごく最近の事だ。
直後に、電話で話したのだが以前二回見舞った時からは考えられないほど力のこもった、彼の声だった。
嬉しかった。
それでも、姿を見るまではなお少しの不安もあった。
今日、急に思い立って友人を誘い家から30分ほどの病院へ赴いた。
びっくりした。
話には聞いていたけれど、立って、歩いている。
ほんの半年前、彼のこの姿を想像する事が出来ただろうか。
歩行に杖は欠かせないけれど、それでも。
長い闘病生活で削げた肉はまだまだ戻っていないが、血色も表情も、前回とはまるで別人のようだった。
小腸を、あと1mしかないと言うほど切った人とは思えないほどだ。
そういう肉体的な回復もさることながら、やはり精神的にすごく落ち着いた感じがする。
なんだか、やっとほっとした。
ずっと、ずっと、心配していたから。
まだ、これから日常に戻るためには苦しいリハビリが続くとは思う。それでも、僕が言うのも変だが、先を見据える事が出来たんだなと感じた。
本当に、今日は嬉しかった。
彼は、僕が人生の中で最も辛かった時に、文字通り後ろから抱きしめてくれた人だ。
あの時、僕はどれだけ救われたか分からない。
それだけではなく、苦しい時、しんどい時に本当に親身になって支えてくれた、言葉では言い表せないほど大切な人。
僕はまだ、受け取った物のほんの少しも彼に返せていない。
予断を許さなかった頃、思った。
「まだ、何も彼の力になれていないのに!」
と。
これは僕の勝手な思いに過ぎないのだけれども。
いや、それより何よりどうにかして生きていて欲しかった。
だから今、本当に、心から嬉しい。
いつの日にか彼に、
「僕は今、心から幸せですよ。」
と報告する事が出来たら、どんなにか素晴らしいだろう。
この思いは、彼だけではなく、彼の奥さんにも等しく持っている。
今日、終始笑顔だったが、これを書いていると何故か泣けてしょうがない。
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